世界を席巻するバーチャルYou Tuberはどこまでいくのか

2017年12月頃より、インターネット上でバーチャルYouTuberと呼ばれる存在が流行している。

バーチャルYou Tuberとは、You Tube上で動画配信を行う架空のキャラクター。二次元のアバターを用いるものもあるが、多くは実在する配信主の表情や動作をVRヘッドセット・モーションキャプチャにより取得し、3Dキャラクターに反映することで作られる。

User Localが運営するバーチャルYou Tuberの人気ランキングサイトには、2018年2月現在450人のバーチャルYou Tuberが掲載されており、この数は今後も増加が予想される。



最も高い人気を誇っているのは2016年12月1日から投稿を開始したバーチャルYou Tuberの先駆け的存在、「キズナアイ」で、チャンネル登録者数は全世界で150万人を超える。英語字幕がついていることから海外のファンも多く、四月からはテレビにも進出、BS日テレで冠番組を務めることが決まっている。



このバーチャルYou Tuber、現在では日本産のキャラクターがメインだが、アニメ人気の高い海外でも独自のバーチャルYou Tuber誕生の動きが見られる。

中国の動画投稿サイトbilibiliでは、中国製でありながら日本語で話すバーチャル配信主「小希(シャオシー)」がチャンネル登録者数約14万、累計動画再生数3億を超える人気を誇っており、その他台湾などでもアニメキャラクタータイプのバーチャルYou Tuberが作られている。

こうした国内外でのバーチャルYou Tuber人気に商機を見出している企業もある。

VR・AR制作会社を行う株式会社ラセンテイル&ライブグラフィックスは、中国のアートマネジメント会社office339と共同で中国向けバーチャルYou Tuber「DD(ディーディー)」をプロデュース。今年初めよりbilibiliやYou Tube等で動画配信を行なっており、二ヶ月間でYou Tube、bilibiliで各1万人ほどのチャンネル登録者を獲得している。



興味深い傾向もある。

You Tube視聴者の男女比はほぼ1:1で均衡、配信を行うYouTuberはむしろ男性の方が多い一方、バーチャルYou Tuberに関してはほとんどを女性キャラクターが占めている。

今年に入り先ほどのDDなど話題を集める男性バーチャルYou Tuberも散見され始めたが、現在一部の男性アニメファン層にとどまっているバーチャルYou Tuber人気が、美少女キャラクター以外のアバターの誕生等により女性アニメファン層、さらには一般層にも広まっていくのか、今後のバーチャルYou Tuber人気の行方が注目される。



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